2014年6月16日月曜日

関数従属図 から 候補キー を挙げさせる問題

基本的には、矢印の始点になるもので、その属性(または属性の組み合わせ)からすべての属性に矢印が辿りつくモノを答える。というのが、色々な参考書等に載っているもの。

しかし、よくわからない例外もある。

①始点なのにそれが候補キーとならないもの(ex 平成24年午後Ⅰ問1)

※図はIPAより

この図より候補キーを探そうとすると、「ラベルID」だけのように思えてしまう。
しかし、公式回答は「ラベルID、手順書ID」とのことだ。
IPAの採点講評では、「二つの属性の組が候補キーであることに気づいていない、誤った解答が多く見られた(略)状況記述から判別できるようにしてほしい」との事。なんだそれ?

問題文を見直すと、〈データの登録要件〉のところに、「同じ登録IDを用いて各要素を同時に登録したり、異なる登録IDを用いて個別に登録したりすることもできるようにする。」というところの記載から、ラベルIDだけではいけないということらしい。

”じゃあこの関数従属図は一体何なの?”と個人的に思ってしまうと、次の設問(設問1(3))には
「関係”手順書ラベル”は〔データの登録管理〕の要件を満たさない・・・」との記載がある。そもそも関数従属図が完璧ではないらしい。。。
もともとの関数従属図(未完成)を信じていたりなんかすると、梯子外しをくらったように感じてしまう。ただ、この事で悩み続けていけない。とりあえず他の問題もまわしましょう。

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